2026.05.07 17:10
最終節プレビュー
「ストロング・フィニッシュを」(SHアーロン・スミス)
トヨタヴェルブリッツは5月9日、リーグワン最終節で三重ホンダヒート(三重H)と対戦するメンバーを発表した。奥井章仁が第11節以来、ひと月半ぶりに復帰、ゲームキャプテンを務める。この2試合FLで先発したザック・ギャラハーがLOに上がり、6番でウィリアム・トゥポウが先発。第13節で交代出場でデビューを飾ったHO福澤慎太郎が初めて2番を着ける。
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今季ラストゲームとなった三重H戦。ともにトップ6入りは消えたが、相手にとっては長い間、本拠にしていた鈴鹿でのラストゲーム。モチベーションは十分だ。イアン・フォスター共同コーチは「相手にとっては特別な場所だが、自分たちにとってもそこは同じ。入替戦のプレッシャーもなく、自由にやってくる。この試合がどうなるか、自分たちも楽しみ」と位置付けた。
日本で3年目のシーズンを終えようとするSHアーロン・スミスは「ストロング・フィニッシュしたい。8か月でどれだけ成長したかを示せる機会」とした。
「出だしは苦しかったけれど、トップ6に入れるところまで来たのは誇り。ただ序盤に勝ち点を取れていれば、まだ先も試合があった。ストロング・フィニッシュして、来季のスタートダッシュに繋げたい」と先を見据える。
アーロンは今季の収穫として若手の成長を挙げる。「ミライマッチで成長してリーグワンに出る機会が増えた。チームの未来は明るい」
フォスター共同コーチは成長した若手として5人の名を挙げた。
「残念ながら途中でケガをしてしまいましたが、SH田村魁世も成長し続けている。慎太郎(福澤/HO)も先発するまできた。奥井、三木、青木も非常に伸びた。この3人のルースフォワードは今後のヴェルブリッツにとって大事な存在になるでしょう」
ラストゲームでゲームキャプテンを務めるのは、その奥井だ。まだミライマッチとあわせて2試合を残すが「メンタルで上がり下がりの激しかったシーズンでした」と振り返る。
ヴェルブリッツ加入2季目の今シーズン。開幕節・三重H戦で念願の初先発を果たすも、前半32分で負傷交代。第7節で復帰したが、第12節の静岡BR戦で再び負傷。1シーズンで2度のケガは初めてのこと。落ち込むこともあったが、「チームは変わらず前を向いてやっているので、毎試合誇りに思いましたし、いち早く戻って貢献したいと過ごしていました」
今回、ゲームキャプテンを務めるが、これまでも試合中にハドルで話す機会は多かった。
「僕自身、キャプテンであろうがなかろうが発言してきましたし、僕に期待されるのはどれだけタフにやれるかということ。プレーでしっかり表現したい」
前節の東京S戦はノンメンバー。戦うチームメートを見守りながら、同時進行のBR東京戦の試合経過もチェックしていた。トップ6入りが潰えたことは、ピッチの仲間より先に分かった。
「みんな、いいエフォートをしてくれた。そのぶん悔しかった」
だからこそ残り2試合を納得できる内容で終えて、来季に繋げたい。
「自分たちがワンシーズン何をしてきたか、基準を示せるゲーム。それをしっかり出して、来年はそこにプラスアルファでやっていきたい」
三重H戦勝利のポイントは「フィジカルバトルでどれだけ前に出られるか。相手はそこでタフに来る。接点、ブレイクダウン、コンタクトのインテンシティで上回る」
まずは背番号7が先頭に立って実践する。(森本優子)

帝京大学時代は副将。キャプテンは「高校(大阪桐蔭)以来」というFL奥井章仁