2026.05.01 00:00
コラム
第17節プレビュー
「チームとして土台ができて、それがパフォーマンスに活かされている」(エイダン・モーガン)
トヨタヴェルブリッツは5月2日、リーグワン第17節で東京サントリーサンゴリアス(東京SG)と対戦する23人を発表した。10番で小村真也が第7節の横浜E以来の先発。松田力也はリザーブに入った。11番を背負うヴィリアメ・ツイドラキは50キャップの節目となる。
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今季4試合目の先発SOとなる小村真也。スティーブ・ハンセンHCは「ゲームのスタイルを加味した。おそらく相手は松田の先発を予想していたはず。異なるスタイルで挑みたい。後半に松田を投入できるのも大きい」と理由を明かした。
昨季、松田が負傷で欠場していた時から10番は経験済み。周りの 信頼は厚いが、今季は「エイダンとのコンビネーションも要因」とハンセンHC。
前節のBR東京戦後、WTB髙橋汰地が復調の要因に「力也さん、エイダン、真也とエリアマネジメントができる3人がいるのが大きい」と挙げていた。FWのヒンガノ・ロロヘア同様、エイダンもBKの「Xファクター」として機能している。
「ゲームドライバーが複数いるというのはチームにとってプラス。個人としてはスキル、コミュニケーションの明確さで貢献したい。松田、小村ともパスやキックが得意。彼らのサポートになれれば」(エイダン)
オークランドの名門キングスカレッジ出身。同校を13年ぶりに地区大会で優勝させた主軸だった。1年先輩で、当時一緒にプレーしていたのがNO8で先発するアイザイア・マプスアだ。
「私は10番、彼はLOでプレーしていました。当時から才能あふれる選手でした」
高校卒業後、マプスアは来日し、慶大へ。エイダンはハリケーンズでプロとしてのキャリアをスタートさせ、ヴェルブリッツで再会。前節、初めて2人揃って先発した。
「チームとしてようやく土台ができてきて、それがパフォーマンスに活かされている」。センパイと共に勝利に貢献する。
ハンセンHCによると、いまチームとして伸ばしているところは「目の前で起きている状況に対して即座に判断すること」
前節のBR東京戦でも、カウンターラックの活用は「試合での判断」(小池)だった。
「決めたプレーにこだわるより、選手の柔軟な判断を促している」とハンセンHC。
「たとえそれが間違った判断でも、我々は後押ししたい。学びに繋げればミスではない。学びを活かさないことこそミス。選手の意識、姿勢は評価しているし、その場での判断の頻度が増えたことが成績にも繋がっている」
勝利がマストの状況の中、チームは何より自分たちの成長を楽しめている。強い相手との対戦が、さらに新たな発見につながるはずだ。(森本優子)

エイダン・モーガン

エイダン・モーガンの高校時代の「センパイ」であるアイザイア・マプスア