2026.04.24 00:00
コラム
第16節プレビュー
「チームのスタンダードはどんどん上がってきている」(茂野海人)
トヨタヴェルブリッツは4月26日、リーグワン第16節でリコーブラックラムズ東京(BR東京)と対戦するメンバーを発表した。この2試合FLだったヒンガノ・ロロヘアがLOに戻り、ザック・ギャラハー、小池隆成、アイザイア・マプスアが3列を務める。
●
シーズン残り3試合、層の厚さがものを言う時期がきた。ニックネーム「コイケル」こと小池は今季初先発、マプスアは第10節、ギャラハーは第11節以来の復帰。エネルギーチャージ十分の3列で今季初の秩父宮に乗り込む。
「浮き沈みのあるシーズンでした」
今季加入のザック・ギャラハーは振り返る。198㌢116㌔、マオリ・オールブラックスにも選ばれたことのある24歳の新鋭。NPC(NZの州代表選手権)カンタベリー州の主力として活躍、昨季の大会で優勝し、チームに合流した。リーグワン独特の低く速いプレーにも慣れ、第4節BR東京戦でヴェルブリッツデビューを飾ったが、シーズン中盤はミライマッチからも名前が消えていた。
「途中でケガをして、治ったと思ったらまたケガしてしまって…。フラストレーションもありましたが、目標を定めた後は、ラインアウトで貢献することに集中しました。また試合に戻ってくることができてすごく嬉しい」
日曜に対戦するBR東京は第15節終了時点で4位。NPCやスーパーラグビーで対戦したことのあるSH、TJペレナラが大黒柱だ。
「ストロングプレーヤー。我々はしっかりコネクトを保ってなるべく動かさないよう、ワンラインでディフェンスをしていかなくては」
試合にはNZから両親も駆けつける。ヴェルブリッツの新たなバックファイブとして名乗りを上げたい。
そのペレナラの対面で先発するのが茂野海人。第5節からアーロン・スミスとの先発・入替が定着、連続出場を続けている。先発は3試合連続だ。
「自分がオールアウトしても頼もしいナギー(アーロン)が後ろにいるので」
NZ代表キャップ125が控えにいる安心感は大きい。前節の神戸S戦では前半16分、ゴール前モールから茂野の素早い判断でトライも挙げている。
「TJに負けないよう、常にプレッシャーをかけるようにやっていきたい。いろいろ経験してきているので、冷静に自分のプレーにフォーカスしたい」
前回は1月10日、第4節で対戦。29-37で敗れている。その後、連敗が続いたヴェルブリッツだが、終盤に来て、あるべき姿を取り戻した。
「何がダメなのかしっかりと話し合って、積み上げてきたことが出せている。チームのスタンダードはどんどん上がってきている」と茂野。
3か月後の再戦は、互いにトップ6入りを賭けた大一番となった。
(森本優子)

高校時代はボート競技に打ち込み国内で優勝経験もあるザック・ギャラハー。「今は重くなりすぎて船が沈むので、乗ってません」
