2026.04.02 16:00
コラム
第14節プレビュー
「今まで積み上げてきたものを、このタフな状況で出すとき」(三木晧正)
トヨタヴェルブリッツは4月4日、ヒマラヤスタジアム岐阜(旧長良川競技場)でクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(S東京ベイ)と対戦するメンバーを発表した。HIAの影響で前節を欠場したWTB髙橋汰地が復帰、負傷の姫野和樹キャプテンが抜けたNO8には青木恵斗が入り、ヒンガノ・ロロヘアがLOから3列に回る。12番でエイダン・モーガンが初先発、リザーブに加藤竜聖、小池隆成、山川一瑳とミライマッチで刀を研いできた選手たちが名を連ねた。
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今季加入のエイダン・モーガンはミライマッチでSOとしてほぼ先発、ラインを動かせると高い評価を受けてきたが、カテゴリーの関係もあり、リーグワンではリザーブ3試合の出場にとどまっていた。
「フラストレーションはありませんでした。毎週チームのために力を尽くすのは何も変わりませんから。試合ではチームとして最大限のパフォーマンスを発揮したい」
ベストポジションは10番も、複数のポジションをこなせるのも強み。昨季は欧州のアルスターに所属、「速いラグビー、スキルセットが高い」ラグビーをプレーしたいとヴェルブリッツの一員となった。出身はNZ。日本に来てスティーブ・ハンセンHC、イアン・フォスター共同コーチと、母国で知らぬ人はいない指導者の教えを受けている。
「2人のコーチングを受けられて本当にラッキーです。自分自身のゲーム理解やマネジメント、スキルレベルも高くなっています」と成長を自覚する。
前節の横浜E戦で80分フル出場したFL三木晧正は勝利の瞬間、ピッチで大きくこぶしを掲げた。今シーズン、自身が出場しての初白星だったからだ。第6節の静岡BR戦以降は、ミライマッチでの出場が続いていた。
「とても複雑な感情でしたけれども、チームが勝つためにどうするかを考えるのはサポートメンバーの一番の役割だと思っているので、出ないときも常に自分ならどうするかを考えていた。試合に出て活躍する時間が来たので、気負うことなくしっかり頑張りたい」
当日は雨予報。相手のS東京ベイは現在リーグ1位で強力FWを擁するチームだ。「しっかり自分が引っ張ってディフェンスで果敢に勝負できたら。アタックでもモメンタムを出せるように。今まで積み上げてきたものを、このタフな状態で出すとき」
トレードマークはヘッドキャップ。今季は白色を愛用中。「去年は紺色をつけていたのですが試合でケガをして、復帰戦でレッドをもらったので」。白は職場の仲間からも「探しやすい」と好評だという。
層の厚さが試される終盤戦、意欲に満ちたメンバーの出場が新たなエネルギーをもたらす。(森本優子)

FL 三木皓正

エイダン・モーガンの初キャップは第4節BR東京戦