2026.03.27 00:00
コラム
第13節プレビュー
「誰よりも身体を張りたい」(福澤慎太郎)
トヨタヴェルブリッツは3月28日にリーグワン第13節で横浜キヤノンイーグルス(横浜E)と対戦するメンバーを発表した。三木晧正が7番で第3節・神戸S以来の先発、
前節。HIAで交代した髙橋汰地が務めていたFBは小村真也が先発。加入2年目HO福澤慎太郎が初リザーブに入った。
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ショートウイークで迎えるビジターゲーム。チームは日曜の静岡BR戦の後、2日のオフをとり、リフレッシュしてスタート。メンバーにもフレッシュな顔が入った。
福澤慎太郎。加藤竜聖、スカルク・エラスマスと強者が並ぶHOで初のリザーブ入りを勝ち取った。このところミライマッチで好調を続けていたが、試合に帯同するバックアップメンバーにも2試合前に入ったばかりだった。
「驚きが一番でした。嬉しかったのと不安と、いろんな感情がありました」
スティーブ・ハンセンHCから課題として言われていたのは一貫性だったが、自分の中で手ごたえを感じてきたところでもあった。
「僕は緊張しいなのですが、スティーブからは“リラックスして自分を信じればパフォーマンスは出せる。自分にフォーカスし続けろ”とアドバイスをいただいています」
愛称バーガー。昨年、NZのインバーカーギル・ブルーズに留学した際、本名では呼びにくいだろうと好物から名付け、ヴェルブリッツに戻ってからも継続している。由来は最近、日本で出店が増えているアメリカのファストフードチェーンから。
「去年、有田隆平さん(現早大コーチ)と木津さんに熱く語られて、試しに食べてみたら、あまりの上手さに衝撃を受けました」
それでも、「自分を作ってくれたのは、幼稚園から作ってもらったお母さんのお弁当」と屈託がない。両親はテニスをプレー、本人もやってみたものの物足りず、選んだのがラグビー。慶大時代は主に3列、リーグワンでHOとなり、コツコツと練習を積んできた。
「身長はちっちゃくて(168㌢)、相手も狙ってくるので、なめられないよう誰よりも身体を張りたい」
小村は、前回の横浜E戦以来の先発だ。2月7日の対戦では14-20で逆転負け、最下位に転落した。まさにリベンジマッチとなる。
「あれで自分たちのやることを一から見直して、ふっきれたのが一番大きい。9番からのキックは強みだと思うので、その戦い方がハマってきた。どれだけ強いFWを前に出せるか」
序盤はSO松田力也と交代での起用だったが、最近は10番、15番で2人同時にピッチにいる時間帯も多くなった。
「僕よりだいぶん経験があるので、プレーの選択とかいつも勉強になっています」
対する横浜Eは南ア代表SHファフ・デクラークが復帰し、元日本代表のベテラン田村優とHB団を組む。
「田村さんはパス、キック、状況判断のレベルが全てにおいて高い選手。デクラークも個人で打開できるタイプ。チームとしてコネクトしながらディフェンスできたら」
連敗を抜け調子を取り戻した同士の再戦。前回以上に激しい戦いになりそうだ。 (森本優子)

HO 福澤慎太郎

最近はFBでの出場も増えている小村真也