2026.03.22 00:00
コラム
ミライマッチ第7戦レポート
「いつ呼ばれてもいいように準備しておくだけ」(三木晧正)
3月21日、スポーツセンターでミライマッチ第7戦が静岡ブルーレヴズ(静岡BR)と行われ、ミライチームが49-19で勝利を挙げた。
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リーグワン対戦前日、恒例となった静岡BRとのミライマッチ。開始52秒で先制されたが、7分にトライとコンバージョンで7-5と逆転。だがその後50分間は流れは膠着し、我慢の時間帯が続いたが、終盤の20分間で4連続トライを奪い、1月24日の対戦に続いて連勝した。
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前節、浦安DRに勝利を挙げた後、姫野和樹キャプテンが「前日にミライチームがスタンダードの高い試合をしてくれたおかげ」と勝因に挙げたが、この日も80分間を粘り強く戦えた。
リーグワンで充実を見せる3列だが、ミライも遜色ない顔ぶれが並ぶ。先発はブレア・ライアル、三木晧正、山川一瑳。後半、入替で小池隆成と村田陣悟が入った。
このところミライマッチでの出場が続く三木だが、持ち味のディフェンスは無論、何度かボールキャリーでアタックで存在感を発揮。高いパフォーマンスを維持している。
リーグワンでは第8節以降、メンバーに名前はない。
「メンバーから外れたときは、うまく気持ちを切り替えられないこともあったんですが、今はいつ呼ばれてもいように準備しておくだけ。客観的に見て、自分がどういう選手になりたいのか、これからどうなっていきたいか考えていくと、やることが見えてくる」
今は同期の奥井章仁が安定したパフォーマンスを発揮している。
「彼は僕にない部分を持っているし、僕も彼にない部分を持っている。今は章仁がチームを引っ張ってくれていますけど、サポートする立場として、今は自分のやるべきことをやるだけ。感情は二の次。常にメンタルを一定にして、成長していきたい」
準備万端にして、いずれ来るであろう出番に備える。
後半15分、インパクトプレーヤーとして入った小池隆成。
「リザーブとして試合に勢いをもたらせるかを意識しました。相手のゴール前に入ってしっかりスコアすることを意識したので、そこからテンポが出てきた」
拮抗した流れを引き寄せる役割を果たした。リーグワンへの課題としてスティーブ・ハンセンHCから言われているのは一貫性。「インパクトは出せるけど、さらに一貫性が欲しいと。それは僕も大学時代から課題だと思っていて、今はセレクションより自分のパフォーマンスにフォーカスしています」
腰を据え、自分の課題と向き合う日々だ。
この日のスタンドには職場の同僚が応援にかけつけたが、掲げられた横断幕には「走れ! コイケル」の文字が。
「普段はコイケと呼ばれているんですが、職場の本社工場で、僕のニックネームがないということで、数千人規模でアンケートをしてくれて、“小池”と“いける”をかけてコイケルになりました。あと、マイケルもかかっているらしいです(笑)。工場を歩いていると、コイケルと声をかけてくれる方もいて、ありがたいです」
マイケルとは言わずと知れた東海大の大先輩、日本代表FLリーチ マイケル(BL東京)のこと。職場の仲間から込められた期待の表れだ。
小池がリーグワンで登場した際には、その呼び名を定着させたい。
(森本優子)

三木皓正

新たなニックネームが誕生したコイケルこと小池隆成