2026.02.05 00:00
コラム
第7節プレビュー
「瞬間瞬間を勝ちに行く」(奥井章仁)
トヨタヴェルブリッツは、2月7日にパロマ瑞穂ラグビー場で横浜キヤノンイーグルス(横浜E)と対戦するメンバーを発表した。開幕戦で途中退場したFL奥井章仁が2か月ぶりに復帰。また、2月2日に発表された新加入選手から、LOヒンガノ・ロロヘアがアーリーエントリー第1号で先発する。
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12月13日の開幕・三重H戦の前半32分で足を痛めて退場した奥井章仁がピッチに戻ってきた。
「これまで試合に出られないほどのケガはなかったので、最初は感情が難しかったんですけど、どう強く戻ってくるかを考えて、順調にちゃんと治りました」
奥井がゲームから離れている間、チームは勝ち星に恵まれず。リハビリを続けながら試合を見守った。
「1個の歯車が崩れて、それがちょっとずつ大きくなってる。噛みあえば自分たちの形を出せる。自分はそれを噛み合わせるのが役目。ブレイクダウンの激しさやタックルで相手のテンポを止めたり。いいメンバーがたくさんいるので、彼らがイキイキできるようにやっていきたい」
その「いいメンバー」の一人が4番を背負うヒンガノ・ロロヘア、愛称ガノだ。CTBのトゥイ・パレソオと共に、東海学生Aリーグに所属する朝日大から初めての加入だ。とはいえガノは練習生としてこの2年、大学のオフはチームと行動を共にし、ミライマッチで経験を積んでいた。今回リーグワンに正式に登録されたことで、公式戦デビューがかなった。
「ビックリしました。まさか、こんなに早く出られるとは思ってなかったので」
いきなりの先発は本人も想定外だったが、ミライマッチの仲間から祝福を受けた。
「みんな“ミライマッチのプレーをすれば大丈夫”と」
191㌢120㌔のサイズ。トンガのヌクアロファ近郊のホーマットグラノヴァヴァという「皆知り合いの小さな村」の出身。NZのボタニー・ダウンズ高に進み、朝日大に進学した。登録直後の出場は、首脳陣の期待の表れだ。
チームは現在1勝5敗。対する横浜Eは6敗。喉から手が出るほど白星が欲しいチームとの対戦だ。
「横浜Eはテンポが早くどこからでも攻めてくるし、ディフェンスもハード。一瞬の気のゆるみで足元をすくわれる。瞬間の戦いを80分間やって、勝ててるほうが試合も勝利できる。瞬間瞬間を勝ちに行く」と奥井。
今季初のパロマ瑞穂ラグビー場でのホストゲーム。VOLTsの声援を背に、春を感じたい。(森本優子)

FL 奥井章仁

1月24日、静岡BRとのミライマッチに出場したヒンガノ・ロロヘア