2025.12.13 08:00

ミライマッチ#1 三重H戦レポート

カテゴリ

コラム


「今週いい準備ができて、それが発揮できた」(SO北村将大)


リーグワンより一日早く、今季のミライマッチが幕を開けた。12月12日、ミライチームはトヨタスポーツセンター陸上競技場で三重ホンダヒートと対戦、50-7で勝利を収めた。

 公式戦の先陣を切り、これ以上ない形で仲間を送りだすことができた。これまでプレシーズンマッチでは先行される展開も多かったが、この日はキックオフからFWが前に出て試合を支配した。スクラムも安定、6分、WTB和田悠一郎のトライを皮切りに、前半で5トライをスコア。終了間際に自陣ゴール前まで攻め込まれたピンチもしのぎきって33-0で折り返し。後半も優勢に試合を進め計8トライ、相手を終了間際の1トライに抑えた。

先制トライを奪ったWTB和田悠一郎

先制トライを奪ったWTB和田悠一郎

 HOスカルク・エラスマスと共同キャプテンを務めたSO北村将大は 後半から出場、「リーグワン開幕に向けて、自分たちからいいスタートを切れるようにと意識しました」と振り返った。

 北村は昨シーズン終了後、ニュージーランドに留学、現地のクラブで腕を磨いた。「前よりもスペースが見えてきている。そこにどうボールを運ぶかが、これからの自分の伸びしろだと思う」。10番は森谷圭介、エイダン・モーガンが加入、さらに層が厚くなった。「去年よりチームが一丸となって、その中でポジション争いが激しくなっていると感じます」

Image

 一体感を持った中での競争。強化のサイクルは順調に進んでいる。

「相手どうこうよりも、今週チームとしていい準備ができて、それが発揮できたのがよかった」

 その成果を、開幕戦の豊田スタジアムでも披露したい。(森本優子)

プレシーズンで存在感を増したPR平井半次郎

プレシーズンで存在感を増したPR平井半次郎