2025.12.08 10:50

豊田自動織機シャトルズ愛知戦 マッチレポート

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コラム


「このまま10番として経験を積んでいきたい」(小村真也)


恒例となった豊田自動織機シャトルズ愛知(S愛知)とのプレシーズンマッチ。今年は12月5日に逢妻グラウンドで行われた。これまでコンディション調整中だったNO8姫野和樹キャプテン、WTB髙橋汰地も先発するなど、開幕間近を印象付けた。

試合は序盤、S愛知に0-14で先行されたが、徐々にペースを取り戻し、後半はエリアでも優勢に。終了間際の40分、エイダン・モーガンのトライで24-19で逆転勝ちした。

姫野、髙橋と共にプレシーズンマッチ初出場だったのは、日本代表欧州遠征に参加していたSO/FB小村真也。後半22分からモーガンに代わり10番で登場した(モーガンは38分、FBで再出場)。

小村は春に代表候補スコッドに初招集、秋の欧州遠征のメンバーにも選ばれ、11月8日のアイルランド戦後半20分の交代出場で初キャップを獲得。その後のウエールズ、ジョージア戦にも出場し、3キャップを獲得した。代表は11月24日に帰国、1週間休んだ後、ヴェルブリッツに復帰した。

「いい経験になりました。テストマッチはリーグワンとでは緊張感が違う。毎日の練習もプレッシャーの連続で、その中でできたのがよかった。ジャパンはどんどんボールを動かすスタイルで、やってて自分も楽しかったし、練習でもそれが出せたので選んでもらえたのかなと」

2年後の本大会の組み合わせについては「僕はまだどこともやってないので、印象は何とも…」というが、手ごたえを胸にしての帰国だった。

1週間でスイッチを切り替えてのリーグワン。昨季はアーリーエントリーで9試合に出場して迎える「ルーキーイヤー」だが、SOの選手層は、より厚くなった。移籍2年目の松田力也は昨季の負傷から復帰、押しも押されもせぬ司令塔として君臨。新たに森谷圭介、エイダン・モーガンも加入した。モーガンはプレシーズンマッチで、松田に次いでプレータイムが長く、S愛知戦でも先発の10番を務めた。

「今年はたくさん10番がいる。毎回の練習でアピールして、このままSOとして経験を積んでいけたら」

大舞台での強さは昨季で証明済み。まずはヴェルブリッツでの10番争いを勝ちぬきたい。(森本優子)




対外試合は昨季最終戦以来の出場となったNO8姫野和樹キャプテン

何度も有効なゲインを見せたWTB髙橋汰地

何度も有効なゲインを見せたWTB髙橋汰地

対外試合は昨季最終戦以来の出場となったNO8姫野和樹キャプテン

対外試合は昨季最終戦以来の出場となったNO8姫野和樹キャプテン